【ステマには要注意!】オーストラリアエージェントの選び方
オーストラリアワーホリや留学の相談をエージェントにしようと思っても、どこに相談したり、申込みをすれば良いか頭を悩ませていると思います。
口コミや比較サイトもステマが多く当てにしてはいけないのでエージェント選びの基準ポイントをお伝えします。
もくじ
留学エージェントがしてくれること
留学エージェントの主なサポート内容
そもそも、留学エージェントって何をどこまでしてくれるのだろうか?
エージェントがしてくれる主なサポートを挙げてみると、
- 留学やワーホリの相談
- 説明会やセミナー
- 見積もり
- 語学学校や大学の手配
- 滞在先の手配
- ビザの申請
- 航空券や保険の手配
- 到着後の現地サポート
各エージェントによりサポート内容は異なりますが、
行く国、都市、学校の相談やアドバイスから始まり、費用の見積もり、学校の手続き、ビザの申請など、留学やワーホリに行くための準備をお手伝いしてくれます。
以下、順を追って説明しますが、
留学エージェントは「無料エージェント」と「有料エージェント」に分類され、
エージェントを決める大前提は「無料エージェント」を選ぶことです。
サポートが無料のエージェントを選ぶ
エージェントは無料と有料の2タイプに分かれます
ネットで検索すると沢山の留学会社がヒットして、どこも似たようなことが書いてあるし、選びにくいのは当然です。
違いもよく分からないし、何を基準に選べば良いのか・・・
1つ確実なアドバイスをするなら手続きやサポートを無料でしてくれるエージェントを選ぶこと。
そして、できれば専門店に依頼するのが良いでしょう。オーストラリアへのワーホリや留学に行くならオーストラリアを専門に取り扱うエージェントが良いという意味で理由は後に書きます。
以下のとおり、留学エージェントは【手続き無料エージェント】と【手続き有料エージェント】の2タイプに分かれます。
手続き無料エージェント
留学やワーホリの相談や情報提供、語学学校の手続き、ビザ申請、その他の準備などを手数料無料で行ってくれる留学エージェントです。
お金の支払いが発生するのは、語学学校の費用、ホームステイや学生寮などにおける宿泊費、ビザ申請料など、実費のみを支払いサポートは無料でしてくれます。
手続き有料エージェント
無料エージェントがしてくれるサポート内容と殆ど同じですが、学費や宿泊費など、実費とは別にサポート料として数万円~数十万円を支払う必要があります。
なにが違うの、この2つ
手続き無料エージェント
なんで無料で出来るの?と疑問に思うかもしれませんね。
まず条件として、無料でサポートを受けるには語学学校の申込みをエージェントにする必要があります。
エージェントは語学学校の申込みを受けることによりその語学学校から手数料が入ります。その手数料が会社の利益となり、その対価としてお客様に無料でサポートを提供します。
【無料サポートの仕組み】
エージェントに払うお金は語学学校の学費やホームステイなどの滞在費、ビザ申請料など、申し込んだ分の実費のみです。
仮に自分で学校の手続きやビザの申請をしても同じ金額が必要なので、無料でサポートしてくれるエージェントであれば申し込むメリットは十分にあると言えます。
どこまで無料でサポートしてくれるかは各エージェントにより異なりますが、オーストラリアに到着した後の現地サポートまで手厚くしてくれる無料エージェントも存在します。
逆に語学学校の申込みありきでサポートが提供されますので、語学学校に通わない方は無料サポートの対象外になることでしょう。
手続き有料エージェント
学費や滞在費など実費のほか、数万円~数十万円をサポート料として支払います。
上記の無料エージェントと同様に語学学校や大学など、学校の申込みありきの場合もあれば、学校に通わない場合も対象としたサポートもあります。
近年は沢山の留学エージェントが存在しますが、一般的に有料エージェントはいわゆる大手の留学会社です。
一等地にオフィスを構え、従業員を多く抱え、広告費に沢山のお金をかけ、多大な経費がかかるためお客様からサポート料を徴収せざるを得ないスタイルです。
有料と無料エージェントでサポートに違いはあるの?
高いサポート料を支払っても、それ相当の優良サポートが受けられるのであれば有料エージェントを選択する価値もありますが、はっきり言ってサポート内容に違いは殆どありません。
インターネットが出始め、まだスマホもない時代の20年~25年前は有料エージェントが主流で無料エージェントの存在はごく少数でした。
選択肢の少なさゆえ有料エージェントによるサポートで留学準備をする方が殆どで、サポート料として20万~30万円を支払っていた人が多かった時代です。
無料エージェントは存在していたものの、サポート内容は有料エージェントに劣る部分も多々あり、有料エージェントが選ばれていました。
それから時が経ち、現在は無料エージェントが当たり前の時代となり、無料エージェントにおけるサポートやサービスも充実し、有料エージェントを利用するメリットがなくなったと断言できます。
実際に問い合わせをすると分かると思いますが、有料エージェントと無料エージェントのサポートやサービスに違いは殆どありません。
むしろ、この20年で優良な無料エージェントが増えたと言うべきでしょう。
しかし、留学やワーホリの経験が多少あり、ブログやSNSでの発信、ホームページさえ持てば誰でも簡単に留学エージェントが起業できる時代でもあります。
なにを基準にエージェントを選べば良いかは昔より難しくなっていると思います。
なので、以下に説明するポイントを参考にエージェントを選んでみて下さい。
どの無料エージェントに依頼しようか・・・
今までの説明で無料エージェントが良いことは理解して頂けたと思いますが、さらに判断基準となるポイントを紹介します。
無料エージェントとは、手数料なしに留学やワーホリの準備をサポートしてくれる留学エージェントであることは説明しましたが、無料でサポートしてくれる内容は各社で異なります。
以下のように相談から始まり、語学学校や滞在先の手配などは間違いなく無料サポートの対象になるでしょう。
- 留学相談
- 見積もり
- 学校の手配
- 滞在先の手配
- 航空券や保険の案内
- 他、出発までの案内
サポートの対象外だったり、有料になることが多いのは以下、2つサポートです。
- ビザの申請代行
- 到着後の現地サポート
ビザの申請代行について
ワーキングホリデーに行くにはワーキングホリデービザの申請が必要で、3ヶ月以上の留学をするには学生ビザの申請が必要です。
ワーキングホリデービザの申請代行に1万円くらいの手数料を請求されたり、申請マニュアルだけ渡されて自分で申請しなければならないエージェントもあります。
学生ビザの申請代行には2万円~3万円ほどの手数料を請求するエージェントもあるようです。
ビザの申請代行は無料サポートに含まれることも多いですが事前に確認しておくと良いでしょう。
到着後の現地サポートについて
無料エージェントにおいて提供していないサポートで一番多いのは到着後の現地サポートです。
現地サポートが付いていれば、以下のようなオーストラリアで生活を始めるための準備サポートを提供してくれます。
- 銀行口座の開設
- タックスファイル申請
- 交通機関の案内
- 携帯電話の契約
- アルバイト探し
- 住まい探し
- 生活相談
- 緊急時の対応
シドニー、メルボルン、ブリスベン、ゴールドコースト、パースなど主要都市に限られますが、現地サポートの有無と料金は確認されたほうが良いでしょう。
無料サポートに含まれていない場合は3万円~5万円ほど請求されることが多いです。
現地サポートができるエージェントは限られるので、この現地サポートの有無をポイントにすればエージェント選びは絞りやすくなるでしょう。
現地サポートがないエージェントは理由をつけて「現地サポートなんて必要ないよ!」って言ってくると思います。
余計にお金が取られるのであれば別ですが、無料なら現地サポートはあるに越したことありません。
同じ内容でも日本円での請求額が異なる
例えば、あなたがシドニーのABC-Collegeという学校に3ヶ月通い、ホームステイを1ヶ月することを考えているとします。これらの申込みに必要な実費は$5,000だとします。
この$5,000はどのエージェントに申し込んでも同じはずなんですが、以下のように各エージェントにより為替レートの違いや海外送金料の有無で請求額に差が生じます。
Aという留学エージェントからの請求額
$5,000 x 80円(オーストラリアドルの為替レート)=400,000円。
海外送金料の4,500円。
合計404,500円。
Bという留学エージェントからの請求額
$5,000 x 83円(オーストラリアドルの為替レート)=415,000円。
海外送金料の5,000円。
合計420,000円。
Cという留学エージェントからの請求額
$5,000 x 80円(オーストラリアドルの為替レート)=400,000円。
海外送金料は無料。
合計400,000円。
為替レートについて
学費やホームステイ代金はオーストラリアドルで請求されるため円換算する必要があり、見積もりや請求時にはオーストラリアドルの為替レートを用いて日本円に換算します。
当社を含め、私が知っている良心的な留学エージェントは大手銀行(みずほ、三井住友、三菱UFJなど)が平日の毎朝発表する為替レートをそのまま用います。
しかし、通常より3円~5円ほどレートを上乗せして請求するエージェントも多く、酷いと10円以上、上乗せするエージェントもあります(見積り書で確認済み)
為替変動による損を避けるための上乗せなので2円~3円くらいは許容範囲ですが、必要以上に上乗せされるとお客様側は数万円単位で損をします。
大手銀行の為替レートはこちらでご覧になれます。
以下を参考に各銀行のTTSレートをご覧ください。
良心的なエージェントはこのレートに上乗せすることなく換算してくれているはずです。
上記は2020年7月22日、みずほ銀行におけるレートですが、大手銀行のオーストラリアドルのTTSレートを比べると、
みずほ銀行:$1=78.75
三井住友:$1=78.74
三菱UFJ:$1=78.23
ご覧のとおり、銀行でも少しレートが異なります。
よく「Yahooレートだともっと安くないですか?」と言われますが、ネット検索で表示されるのは世界で取引されているリアルレート(市場レート)で、銀行が発表するTTSレートとは別ものです。FXとかやっている人であればよくご存知かと思います。
各銀行はリアルレートを基に毎朝、各種為替レートを設定しており、留学エージェントからの請求レートはTTSを基準にしています。
エージェントからもらう見積りに為替レートの表示がなく、日本円だけの表示であれば注意したほうが良いでしょう。
また、見積りのレートは安く設定しておいて実際の請求時は上乗せレートだったということもあるのでご注意を!
海外送金料について
海外送金料とは、お客様からお支払い頂いた学費を語学学校に送金するための料金で通常は2,000円~6,000円くらいで請求されることが多いです。
しかし、企業努力で無料だったり、キャンペーンという名目で無料になることもよくあるでしょう。
実際に海外送金は最低でも2,000円くらいの手数料が必要なので2,000円~4,000円くらいの請求であれば許容範囲ですが、5000円以上であれば高く請求されている印象を受けます。
問い合わせや見積もり段階において、請求時の為替レートの設定や海外送金料の有無などについて確認すると良いでしょう。
特に為替レートの設定は数万円単位で請求額が変わるので要注意です!
専門店がお勧めです
大小、さまざまな留学エージェントが存在します。
分類としては世界各国を取り扱うエージェントと特定の国のみを取り扱うエージェントがあります。
有料エージェントで多いのは前者で、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリアなど主要の英語圏から、イタリア、スペイン、フランスなど幅広く取り扱っているのが特徴です。
無料エージェントでも複数の国を取り扱っていることがありますが、オーストラリア専門、カナダ専門、ニュージーランド専門など、特定の国の専門店であることが無料エージェントの場合は多いです。
依頼するなら、あなたが留学やワーホリに行く国を専門にしているエージェントが良いと思います。オーストラリアに行くならオーストラリアを専門にしているエージェントをお勧めします。
理由は明確です。その国に特化した詳しい情報を提供できるからです。
私は数十カ国を取り扱う留学エージェントで5年間働いたことがありますが、行ったこともない国の説明をお客様にしていました。正直、素人に毛が生えたレベルで説明していたと思います。
複数の国を取り扱うエージェントでも、あなたが行きたい国の担当者をつけてくれると思いますが、知識や情報量は専門店の方が上だと思います。
もしあなたが、まだ行きたい国が定まっていなければ複数の国を取り扱うエージェントに相談してみるのも良いでしょう。
海外保険や携帯電話の加入義務
ここは余談程度で読んでもらえれば結構ですが、
もし、エージェントが指定する海外保険への加入が義務だったり、オーストラリアで使う携帯電話やSIMカードの契約が義務だったりする場合、その留学エージェントへの申込みは考えた方が良いでしょう。
海外保険に加入するにしても、携帯やSIMカードの契約にしても、たくさんの選択肢があります。
加入が義務だとエージェントの都合が良いものを勧められることが多く、言われるがままになってしまうので、なるべく避けたほうが良いでしょう。
いくつかのエージェントに相談してみよう
留学カウンセラーとの信頼関係
例えば、あなたがテレビを買うためにA店とB店、2つの家電量販店に行くとします。
A店とB店で商品の説明を受け、買いたいテレビが決まりました。
もし、そのテレビがA店とB店で同じ値段、同じ条件で買えるとしたら、あなたはどちらの店で買いますか?
私なら、値段が同じであれば対応が良かった方を選びます。対応して頂いたスタッフさんの誠意とか一生懸命さとか、気持ち良く購入できる方を選びます。
エージェント選びもそれと一緒だと思います。
A社とB社に全く同じ質問を投げかけたとしても、対応してくれた留学カウンセラーさんの誠意や情報量は絶対に異ります。
いろいろと相談を重ね、最終決定に至るまでに1度や2度の相談では終わらないと思います。
相談が進む過程で留学カウンセラーさんとの信頼関係を結び、あなたが「この人なら信頼して任せられる!」と思う留学エージェントにお願いすると良いでしょう。
頭に入れておいて頂きたいこと
留学やワーホリ生活が充実するか否かは、どの留学エージェントを選択したのかという結果ではなく、実際にオーストラリアで生活する本人の心がけや行動が海外生活の充実につながります。
経験を積んだり、英語を話せるようになりたくて留学やワーホリを考えている人が殆どだと思いますが、どこにでも飛び込んでいく積極性や行動力がなければ思うような結果は残せません。
留学エージェントは情報提供や準備のお手伝いはできますが、本人がどのようにオーストラリアを楽しみ、そして充実させるかは、留学エージェントの力量やサポート内容ではなく、到着後における本人の心がけや行動の結果です。
これは深く心に留めておいて頂ければと思います。
頼りすぎるのも注意
オーストラリアに到着した後の話しですが、なんでもかんでも留学エージェントに頼っていては勿体ないと思うんです。
聞けば大抵のことは答えてくれるエージェントですが英語が上達するチャンスを逃している人が多いと思うんです。
例えば、なにかモノを探している時、どこに売っているかエージェントに聞けば日本語で答えが返ってきます。
でも、それをエージェントに聞かず、学校の先生や英語でコミュニケーションが取れる周りの人に聞いてみたとします。
そこに英語での会話が生まれ、なにか新しい言い回しが覚えられたり、それをきっかけに仲良くなれたり、とにかく得しかないと思うんです。
こういった行動が取れる人は英語の上達が絶対に早いんです。
自力で解決する努力をしてみて、どうしてもダメだった時はエージェントを頼りにしてみて下さい。
さいごに
色々と書いてみましたが参考になったでしょうか?
説明会やセミナーに参加したり、数社に相談してみたけど三者三様のことを言われ頭が混乱している人もいることでしょう。
行き詰まっていれば当社にも相談してみて下さい。
オーストラリア専門店の知識と情報でご対応いたしております。